KAZ Running Log

都内大学院生市民ランナーがランニング記録を記しています。

富士登山競走~準備編②~

前回の記事から2年連続で参加した富士登山競走のレポを始めています。

 ① 2017年レース・2018年レースに向けた準備編
 ② 2018年レース編

2つの記事に分けて書くと言ったのに、前回は2017年の振り返りだけで終わってしまいました。なので、今回は、2018年レースに向けた準備について振り返りたいと思います。

興味がある方は、ぜひ前回の記事もご覧ください。

1. エントリー

2018年3月某日。富士登山競走のエントリー開始日。
エントリー開始日といっても、エントリーは一瞬で締め切られます。スマホ、パソコン、タブレットを15分前から待機させ、フル稼働でエントリーに挑み、なんとか山頂コースにエントリーできました。

エントリーすることがまさに0次関門になります。特に、五合目コースは出走者数も限られているので、かなり激戦になります。エントリーを考えている人は、まずここをなんとか勝ち抜きましょう✨

2. トレーニン

4月から、本格的に富士登山競走を意識したトレーニングを開始しました。前年の五合目コース参戦のときは、6月頃始動だったので、気合の入れようも違いますね。主なトレーニングは、
 傾斜付きトレッドミル
トレイルラン
 心技体を鍛えるレース参戦
 試走(2回)
でした。

トレッドミル

もちろん今年も、トレッドミルを使ったトレーニングを行いました。目標は週1回で、できない週もありましたが、昨年よりは確実に数が多かったです。
 8km/h_15%(26min) – 8.5km/h_15%(3min) – 15km/h_5%(1min)
体調に応じて、少し落としたり、更にスピードを上げたりすることもありましたが基本的な内容でした。昨年は傾斜15%で10分走るので限界でしたが、今年は、30分ぶっ続けでできることができるようになり、かなりの自信になりました。

なお、同じく山頂コースに参加した仲間も、似たようなメニューでさらにスピードが速かった時もありました。前回の記事で『Twitterのフォロワーさんには8km/h_15%で30分できる人はゴロゴロいる、と言われました…😱』ということを書きましたが、山頂コースに挑む人だったら、確かに一度はできた方がいいかもしれないメニューです。ただし、かなりきついので、心の準備はマジで必要です。

トレイルラン

トレイル対策には、今年も高尾山陣馬山往復トレイルを2回行いました。
4月に一度目、5月に二度目でした。どちらも高尾山口駅から高尾山までは稲荷山コースで行っています。このコースが最もトレイルの練習になると思います。
一度目は、雨が降った翌々日だったために、路面が滑り、何度も転び(トレイルシューズではなかったせいもあるが…)、非常に心が折れるランでした。二度目は、登りでもとにかく歩かないことを目標に走りました。このときに小仏峠で食べたかき氷が美味しかったのですが、小サイズなのにまあでかくてびっくりでした。後々知ったのですが、かなり有名なかき氷みたいで、陣馬山まで行った帰りには、ぜひ食べてみてください(^^)

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なお、二度目の日の翌日に、友達と東京顔マラソンを行い、かなり脚力は鍛えられました笑

また、今年は、高尾山陣馬山往復トレイルだけでなく、峠走や他の山へのトレイルも多く行いました。前回の記事でも登場した、昨年富士登山競走で知り合ったご夫婦です。今年もお二人とも山頂コースに参加されるということで、かなり可愛がっていただきました。

 6月30日 鎌北湖~顔振峠 峠走 22km
 7月7日   飯能市民体育館周辺 峠走 24km
 7月15日 正丸駅吾野駅 トレイル 13km

なんと3週間連続で一緒にトレーニングしました!これらのトレーニングは脚力強化だけでなく、旦那さんが昨年の山頂コースの完走者でもあるので、たくさんのアドバイスをいただくいい機会にもなりました。大会後も可愛がって貰い、一緒にトレイルランやロードでのトレーニングを継続しています。

しかし、7月15日のトレイルで調子に乗ってジャンプした際に、右膝を痛め、これが意外と後々に響きました…

心技体を鍛えるレース参戦

昨年は、6月上旬に開催されたきょなんヒルズマラソンに参加し、今年もまた参加しようと決めていたのですが、なんと今年は諸事情で開催されず…。そこで、その代わりに参加したのが

 6月2日   ゲレンデ逆走マラソン 特別イベント
 6月3日   ゲレンデ逆走マラソン モーグルアタックレース
 6月10日 東京タワー階段競走

の2つです。名前からやばそうな雰囲気が漂っていますね笑
ゲレンデ逆走マラソン東日本大震災からの復興のために始まり、年に6大会行われ、シリーズチャンピオンというものも決まります。興味がある方は、以下のサイトをご覧ください。

6大会の内の一つ、『モーグルアタックレース』に参加しました。その大会の紹介文を引用します。

 逆走マラソン発祥の地。最大斜度37°のモーグルコースを逆走。逆走最短レースだが過酷さはNo.1!! 名物ロープ登りも健在。登った先に広がる磐梯山猪苗代湖のパノラマはリステルだけ。親子レース有り。前日には特別レース&前夜祭も開催。

この紹介文に惹かれて、エントリーしてしまった単純野郎です🤣
なお、初参加ながら、図々しく前日のイベントから参加し、前夜祭にも参加してしまいましたが、皆さん快く受け入れてくださり、新たなランニング仲間が増えた大会にもなりました。
前日の特別イベントは、文字通りゲレンデを逆走するのみのスプリント対決で、400m走るためだけに7分もかかり、なんとか4位入賞しました。当日は、ゲレンデコースを2周するコースで、本当に心が鍛えられました。高低図は↓

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正直、富士登山競走の練習のためとしか思っていませんでしたが、運営から応援まで本当に素晴らしい大会で来年以降も行ってみたい大会で、皆さんにもオススメです!!!

東京タワー階段競走は、文字通り、東京タワーの階段を走って登るレースです。以前から耳にしたことのある大会で興味は持っていましたが、富士登山競走対策のために今回初めてエントリーしました。たったの3分であそこまで脚を追い込むことができるレースはそんなにないかもです😅

以上の2大会(3種目?)が、富士登山競走対策のために選んだ大会でした。来年からは、きょなんヒルズマラソンがコースが変わって復活するという情報もあります。参考にしていただければ嬉しいです。

試走

昨年、五合目コース挑戦のとき一度の試走でしたが、今回は二度行きました。

 6月28日 富士吉田市役所~五合目(佐藤小屋)
 7月11日 富士山駅~本八合目(トモエ館)

山頂コースに参加するということで、試走は欠かせません。なぜなら、そもそも富士山登山自体が初めてだから😊笑
五合目レベルであれば、高山病になる心配はありませんが、山頂となると、やはり心配です。いきなり山頂に試走に行くのも心配だったので、二度に分けて行きました。

一度目は五合目まで。
荷物は昨年と同じような感じでしたが、今回はマジで防寒着が役立ちました。五合目着いて、風速は軽く10mを超え、かなり寒かったです。いくら下界が暑くても、必ず防寒着はザックに入れて走ることをオススメします。
試走時のタイムは

 富士吉田市役所~馬返し 1:00'58"
 馬返し~五合目     0:50'02"

昨年は、試走で止まることも多かったですが、今年は止まらず五合目まで行くことができました。トレッドミルの成果でしょうか。五合目着いたら、上述の通り寒すぎて、すぐに引き返しました笑

二度目は本八合目まで。
富士山駅到着が予定より遅れたことと、気分的な問題から、富士吉田市役所まで行かずに富士山駅からスタートしました。しかし、この判断が大正解でした。このときのタイムは

 富士山駅~馬返し 1:00'32"
 馬返し~五合目  0:52'48"
 五合目~本八合目 1:21’04”

上まで行くために少し抑えていたことは確かですが、富士山駅からスタートしたのに、前回の試走よりタイムがかなり落ちています。正直、焦りました😫
ただ、このときは、本番を想定し、五合目までは、中の茶屋、馬返し、二合五勺目以外では、絶対に給水をしないと決めて走りました。
本八合目まで着けば、後30分走れば山頂に着きます。山頂まで行くことも考えましたが、初登頂は本番当日に取っておきたいと考え、この日は本八合目までにしました。この段階で、脚に余裕もあり、高山病の症状も全くなかったので、本番はもう大丈夫!と自信を持てたことも、本八合目で引き返す理由の一つでした。

富士山駅スタートにしたのと同様、この引き返した判断もやはり正解でした。

本八合目からは、登山路とは別に下山路があり、その道を下りて、五合目のバス乗り場まで戻りました。
そして、五合目到着と同時に、まさかの雷雨…

富士吉田市役所スタートにしていたら…山頂まで行っていたら…ゾッとするほどの雷雨でした。五合目のお土産ショップで雨宿りし、バスが来たタイミングで急いでバスに乗り込み、下界まで下りたら、まさかの快晴…🤔

山の恐ろしさを改めて知りました。皆様、富士山に限らず山を登るときは、くれぐれもご注意ください。これが結局何よりも大事なことかもしれません。

レースで勝つことよりも、自己ベストを更新することよりも、怪我無く健康な状態で家に帰ることが最も大切なことです。

 

今回もだらだらと書きましたが、次回はいよいよ富士登山競走山頂コースのレースを振り返りたいと思います!!

 

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