KAZ Running Log

都内大学院生市民ランナーがランニング記録を記しています。

富士登山競走~準備編①~

せっかくブログを開設したので、かなり遅いレポになりますが、去年、今年と参加した富士登山競走についても振り返りたいと思います。

 ① 2017年レース・2018年レースに向けた準備編
 ② 2018年レース編

に分けて、書きますので、興味がある方はご覧ください。
ただ、時間が経ちすぎて、記憶が曖昧な部分も多くある点はご了承ください。

1. 富士登山競走とは

僕がこの1、2年でその魅力に取り憑かれた富士登山競走について、公式サイトのトップページに一言で次のように書かれています。

FUJI MOUNTAIN RACE
富士登山競走
ここには、過酷に挑む価値がある。*1

参加資格は

○山頂コース・五合目コース
 2018年4月1日現在で満18歳以上(平成 12 年 4 月 1 日以前の出生者)の健康な男女。
※山頂コース参加資格の注意点
 ①第68回、69回大会のいずれかにおいて五合目関門(五合目ゴール)通過時間が2時間25分以内、または第70回大会において2時間20分以内
の実績のある者とする。
 ②山頂コースへの参加資格の有無については、事前に大会公式ホームページにアクセスし、『マイページ』から自身の当大会での過去の記録を確認して、エントリーするコースに間違いのないようにすること。

★申し込み締切り後の資格審査において、無資格であることが判明した場合は、申し込みを無効とする。なお、五合目コースへの変更は認めない。

※五合目コースの注意事項
本大会は、通常のロードレースとは異なり、足場の悪い登山道を駆け抜ける過酷なレースであることから、ハーフマラソン程度の体力・経験が必要であり、また、体調不良やけが等に対しては速やかな対応がとれない場合があるので、レース初心者については、自らの体力・体調等を十分考慮して参加すること。*2

すなわち、まずは五合目コースを制限時間内でクリアすることで、翌年以降の山頂コースに挑戦できるのです。こうした二段階システムが、多くのランナーを惹きつけるのかもしれないですね。

また、富士登山競走はマラソングランドスラムの一つに数えられます。

 フルマラソン 42.195km サブ3(3時間切り)
 ウルトラマラソン 100km サブ10(10時間切り)
 富士登山競走山頂コース完走

富士登山競走だけ完走すればいいというのは、その難しさを物語っています。

2. 2017年 富士登山競走五号目コース

2.1. 初めてのエントリー

昨年は初めての参加なので、もちろん五合目コースにエントリーしました。
エントリー後は、富士登山競走経験者に練習内容や本番の装備等の相談をしたり、富士登山競走について書いてあるブログを参考にしたり、と自分なりに準備をしました。このブログも、いずれ皆さんの参考になれば嬉しいです。

2.2. トレーニン

本格的に富士登山競走を意識したトレーニングを始めたのは6月頃だったと記憶しています。主なトレーニングは、
 傾斜付きトレッドミル
 高尾山陣馬山往復トレイル
 きょなんヒルズマラソン参加
 試走(1回)
でした。

トレッドミル

トレッドミルがメインのトレーニングで、近所のジムで週1回を目標にしていましたが、できなかった週もあります。(あくまで目標で、むしろやってない週のほうが多いかも…😅)
 12km/h_5% (10min) - 10km/h_10% (10min) - 9km/h_12% (5min) - 8km/h_15% (5min)
 (8km/h_15% (5min) - 12km/h_5% (5min))×3set
基本的には上記のどちらかをやっていました。僕としてはこれで満足していましたが、Twitterのフォロワーさんには8km/h_15%で30分できる人はゴロゴロいる、と言われました…😱

高尾山陣馬山往復トレイル

山対策には、5月に1度だけ高尾山陣馬山を往復するトレイルを行いました。もっと行ったと思っていたら、1度だけでした。

トレイル経験はこれまでになく、シューズも持っていなかったので、ジョギング用で履いていたランニングシューズ(asics DynaFlyte)をそのまま使用しました。ランニングシューズだと滑ることも多かったですが、当時の僕にはトレイルシューズというものの存在を知りませんでした笑
事前にコースも調べていたので、迷わず陣馬山まで行くことができました。また、他の登山客も多いので、一人でも大丈夫ですので、初心者の方にもおすすめのトレイルコースだと思います。

きょなんヒルズマラソン

富士登山競走対策になると思い、6月にきょなんヒルズマラソンに参加しました。なぜ富士登山競走対策になるのか…それはコースの高低図を見れば一目瞭然。

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富士登山競走ではひたすら登りだけですが、山頂コースでもその半分以上、五合目コースにおいてはコースの7割近くがロードの登りになります。トレイル部分は高尾山のトレイルで鍛えるとして、ロードの登りを鍛えるためにこの大会参加を決めました。実際には、きつすぎて心も鍛えられました笑

余談ですが、なんとこのレースでは年代別(10・20代の部)優勝でした。総合順位の6位までの選手は年代別の表彰対象になりません。僕の総合順位は17位で、総合6位までは全員20代の選手で、奇跡的に総合7位から16位まで一人も20代がいなく、結果的に僕が年代別優勝の対象者になってしまうという…笑
しかし、表彰式前に会場を離れてしまい、後日賞状が郵送されました。会場では、表彰式時に僕の名前がずっと呼ばれていたみたいです笑

試走

富士登山競走参加の先輩方から、『絶対に試走は行くべき』というアドバイスをいただいていたので、山開き後の7月上旬の平日に一人で試走を行いました。バスタ新宿発の始発の高速バスで富士山駅に向かい、スタート地点となる富士吉田市役所から試走もスタートです。

ランニング中の持ち物は(記憶が正しければ…)
 ・ザック
 ・防寒着(ウィンドブレーカー)
 ・ドリンク500ml×2
 ・ウイダーinゼリー
 ・バナナ
 ・財布(3000円くらい)
 ・印刷したコース図(公式HPにチェックポイントの写真があります)
大きな荷物は富士山駅のコインロッカーに預けられました。
シューズは高尾山陣馬山トレイルのときと同様、asicsのダイナフライトです。

初めての試走で、富士吉田市役所から五合目のタイムは以下の通りでした。止まってるときは、タイム止めています。

 富士吉田市役所~馬返し 1:00'16"
 馬返し~五合目     0:52'41"

タイム結構早い感じですが、中の茶屋までの坂できつくて一度立ち止まり、馬返し直前の坂は普通に歩き、馬返し超えてからも、各合目で毎回水分補給のために止まるなど、かなりきつかった記憶があります。なんとか五合目に到着し、バナナとウイダーを飲み、登ってきた道を引き返しました。往復で28kmくらいでしたが、まあ疲れました😂
しかし、この試走できつさを本番前に知ることができたので、確実に本番の走りに繋がりました。もしも、富士登山競走対策のためにこのブログを読んでくれている方がいらっしゃったら、試走は絶対にすることをおすすめします。(←このことは今年のレースの振り返りでも確実に言うと思います。)

2.3. レース

ようやく五合目コース本番です笑
前日何を食べたか、当日の朝何を食べたかは全く覚えていませんが、普段のレースと変わらなかったと思います。

レース時のウェアやシューズ、携帯した補給食は以下の通りです。

 ウェア上:asics ノースリーブ
 ウェア下:asics インナー付き短パン
 シューズ:asics SKYSENSOR GLIDE 4
 その他:フリップベルト、お守り
 補給食:覚えてない…

補給食もフルマラソンのときとほぼ一緒だったと思います。シューズは、トレイルシューズである必要は全くなく、ランニングシューズの方がむしろいいと思います。というのも、前述の通り、7割近くがロードになります。なるべく軽いシューズの方がいいと思います。
また、富士登山競走に出ると、シューズがダメになるから履き潰したものの方がいいという意見をよく耳にしますが、五合目コースではそれほどでもなく、このことは山頂コースに当てはまる言葉だと思います。(これに関しては、今後の記事でも書きます。)
ザックに関しても全く必要ありません。なるべく軽量化した方がいいと思います。

初出場選手はみなEブロックで一番後ろからのスタートになります。しかし、A~Cブロックは、山頂コースの選手を指し、五合目コース全員で1000人くらいなので、最後尾に並んでも、そこまでスタートロスは気にならないと思います。実際、僕も直前までトイレに並んでいて、かなり後ろからのスタートでしたが、スタートロスは29秒くらいでした。スタート後は、いろんなレベルの方がいらっしゃるので、かなり渋滞しますが、なんだかんだ走れました。

正直レース展開はあまり覚えていないので、ここではタイムだけ載せておきます😂役立たずのブログですみません😯

 スタートロス   0:0’29”
 スタート~馬返し 0:58’28”
 馬返し~ゴール  0:48’31”

 グロスタイム 1:46’59”(総合66位/1259人)

試走のときよりも、いいペースで進むことはできましたが、これは試走でどこらへんがきついとか事前に知れていたからだと思います。まだこの先は辛いから、ここは抑えておこう、というような感じでした。馬返しまでは全く歩かず、山に入ってからも、走れるところは走り、走れないところでも早歩きで進むように意識しました。
給水は、時期も時期ですし、山でも暑く、全て取るだけでなく、毎回立ち止まってしっかり補給しました。周りもみんな立ち止まっています。
ジェルも摂りながら、余裕を持って走ったつもりでしたが、最後の50mくらいで脚は攣ったので、かなり疲労は蓄積していたと思います。

目標が完走だけではなく、記録も意識されるのであれば、馬返しまでは絶対に歩かない、ことが大事になると思います。山に入って、勾配が急になってからは、前傾姿勢を保ち、膝に手を乗せながら、積極的に前に進むイメージが良いと思います。

なお、翌年の山頂コースのスタートブロックは、五合目コースのタイムで決まります。
 Aブロック:1時間50分以内の完走
 Bブロック:2時間10分以内の完走
 Cブロック:2時間20分以内の完走
目標に応じて、レースプランを決めるのがよさそうです。

レース後は、バスで富士山麓公園まで行き、荷物を受け取ります。ここである女性に出会いました。この女性も五合目コースを走られ、旦那様(当時は彼氏さん)が山頂コースを走られていました。このご夫妻が、2018年度の僕のランニング人生を大きく変えてくれます。この件は、今後の記事で…。

3. 山頂コースに向けて

いよいよ山頂コースに向けた内容です!
の予定でしたが、長くなってしまったので、今回はここまでで、山頂コースに向けた準備、レースは次回以降に回します。

 

なんかただの冗長な自己満ブログになっている気がする…😓
もっと読みやすいブログを目指して、また暇なときにでも更新していきます。
よろしくお願いいたします。

 

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*1:富士登山競走公式HP トップページ

*2:第71回 富士登山競走実施要項